MetaのAIウェアラブルが、また大きく動き出した。2026年3月、MetaとEssilorLuxotticaが共同開発する次世代Ray-Ban AIスマートグラスの2モデルが米連邦通信委員会(FCC)の認証を通過したことが明らかになった。モデル名は 「Scriber」 と 「Blazer」 。FCC申請書類にこの2つのコードネームが登場したことで、近々の正式発表がほぼ確実視されている。
なぜ今、スマートグラスに注目すべきか
2023年末に登場したRay-Ban Meta スマートグラス(第2世代)は、AI搭載ウェアラブルとして異例のヒットを記録した。「メガネ型でも違和感なく使える」「Metaの音声AIがリアルタイムで情報をくれる」というユーザー体験が口コミで広がり、Metaのハードウェア事業における数少ない「当たり製品」として定着している。
現行モデルで実現済みの主な機能はこのとおりだ:
- カメラ内蔵(フレーム右側)でのリアルタイム撮影・動画配信
- Meta AIとの音声対話(周囲の風景を認識して質問に答える「Look and Ask」機能)
- オープンイヤー型スピーカーによる音楽・通話
- バッテリー持続:約4時間(ケース込みで最大36時間)
FCC申請が示す「次」のヒント
FCC申請は製品発売前の必須手続きであり、米国市場向けハードウェアは通常ローンチの数週間〜数カ月前に通過する。今回の「Scriber」「Blazer」という2モデル名はフレーム形状の違いを示唆している可能性が高い——現行モデルも「Wayfarer」「Round」「Headliner(ビーニー型)」など複数バリエーションが展開されているためだ。
具体的なスペックはまだ非公開だが、業界アナリストが予測する強化ポイントは以下のとおり:
- カメラ解像度・画角の向上(現行は12MPだが映像品質に不満の声あり)
- Llama 4ベースの強化されたMeta AIとの連携
- バッテリー持続時間の延長
- より自然なAR的視覚フィードバック(ディスプレイ搭載の可能性は低いが)
「AIメガネ」というカテゴリの本命になれるか
競合目線では、GoogleがAndroid XRでスマートグラスへの再参入を準備中であり、SnapのSpectaclesもAR機能を磨いている。しかし現時点で「ファッション性」「価格帯(約300ドル)」「使いやすさ」の三拍子が揃っているのはRay-Ban Metaシリーズだけだと言っていい。
MetaのザッカーバーグCEOは2025年以降、「AIメガネをスマートフォンの次のプラットフォームにする」と繰り返し発言している。ScirberとBlazerがその野望をどこまで前進させるか——正式発表が待ち遠しい。
まとめ:今すぐ押さえておきたいポイント
- モデル名: Scriber / Blazer(FCC通過済み、正式発表は近い)
- メーカー: Meta × EssilorLuxottica(Ray-Ban)の共同開発継続
- 現行モデルの後継として、AIおよびカメラ機能の強化が最有力
- 米国での発売後、日本展開は数カ月遅れるのが通例(現行モデルも同様)
元記事(The Verge / Janko Roettgers)ではFCC申請書類の詳細についても触れているので、スペックの細部が気になる方はあわせてチェックを。